サイン ハウス 天体 西洋占星術

【西洋占星術】最初に知っておきたいホロスコープ学習のすすめ

 

初心者ひよこ
自分でホロスコープが読めるようになりたいんだけどやっぱり難しいんでしょ?
確かに覚えることはたくさんあるけど読みたいテーマを絞れば誰でもすぐにできるようになるよ
ひよこ先生

 

当記事ではこれから西洋占星術を始めたいという人へ必要最低限のホロスコープを読む知識を解説していきます。

それでは早速、西洋占星術の世界へ足を踏み入れていきましょう。

西洋占星術とは

 

西洋占星術とはホロスコープを利用して、生まれた瞬間の星の配置から一人ひとりの性質や才能を読み解くものです。

なぜ「西洋」占星術なの?など色々気になることもあるかもしれませんが、長くなるので今回は割愛させてもらいます。

まずは一番重要なホロスコープがどのようなものなのかを理解していきましょう。

 

ホロスコープとは

 

ホロスコープとは、ある瞬間、地球から見て宇宙にある星たちがどの位置にあるのかを図にしたものです。

ホロスコープには10の天体、12の星座、12のハウスが描かれています。

それぞれの天体・星座・ハウスに意味があり、ホロスコープを読み解くことで自分も知らなかった魅力や将来の可能性を知ることができます。

 

ホロスコープでわかること

 

先ほども説明しましたが、ホロスコープとは「ある瞬間の星の配置図」

なので、読み解きたい内容によって「いつ」の配置図を使うのか決める必要があります。

西洋占星術は大きく3つのチャートがあるので上手に使いこなしていきましょう。

❶出生図(ネイタルチャート)
❷進行図(プログレスチャート)
❸経過図(トランジットチャート)

一つずつ解説していきます。

 

①出生図(ネイタルチャート)

 

出生図とは、人が生まれた瞬間の生まれた場所から見た天体の位置を図に表したもの。

主に、その人の資質や特性・魅力や能力などを表しています。

 

②進行図(プログレスチャート)

 

経過図とはその時の天体の運行している位置を図に表したものです。

これから先の未来に何が起こるのか、これからの運気を見る時に使います。

 

③経過図(トランジットチャート)

 

進行図とは、出生図を任意の年月移動させたものを図に表したものです。

運命の縮図のようなもので一人の人生の中で起きる個人的な変化を知ることができます。

 

3つのチャートを簡単に解説しましたが、最初はさっぱりわからないと思いますので、①の出生図(ネイタルチャート)意外は忘れてもらって構いません。
ひよこ先生

 

チャートが3つあるということは理解できましたか?

これからこのホロスコープをどのような流れで使用していくのかご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

西洋占星術の鑑定方法

 

西洋占星術で星を読み解くために次の4つのステップを進めていきます。

必要なものはたくさんありませんので、気軽に始めてみてください。

 

❶必要な情報を確認する

 

まず、西洋占星術で出生図を作成するためには次の情報が必要になります。

 

必要事項

  • 生年月日(19〇〇年〇〇月〇〇日)
  • 出生時間(24時間単位)
  • 出生地(都道府県でOK)

 

出生時間が分からない方も多いとは思います。母子手帳に書かれていますので確認してみてください。

どうしても分からないという方は少し精度は落ちてしまいますが、誕生日の12時設定してみてください

 

❷ホロスコープを作成する

 

必要な情報を準備できたら、ホロスコープを作成していきます。

ホロスコープを作成することができるツールはたくさんあるので、今回は私もよく利用しているサイトをご紹介しますね。

こちらのサイト内に先ほどの項目を入力すると自分だけのホロスコープが完成します。

 

❸天体の位置を確認する

 

ホロスコープができましたら、まずは天体の位置を確認しましょう。

その天体がどのサインのどのハウスに位置しているのかがとても重要になります。

 

❹テーマに沿って読み解く

 

それぞれを組み合わせることであなたが知りたいことを知ることができます。

例えば、恋愛のことを知りたいのであれば「金星」「月」「5ハウス」を、仕事のことを知りたいのであれば、「火星」「3ハウス」「6ハウス」を重点的に読んでいくといった感じになります。

 

最初から全て見るつもりで始めると挫折してしまう原因になりますので、ホロスコープを読む前に知りたいテーマを決めておくといいですね。
ひよこ先生

 

ここからは簡単に天体・サイン・ハウスの解説をしていきます。

 

天体・サイン・ハウスの意味とキーワード

天体

西洋占星術では太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体のから様々なことを読み解きます。

ホロスコープ上での天体は「主役」でもあり、それぞれの天体が持つ性質がサインやハウスと組み合わさることでどういう形を作っていくのかみていきます。

10天体にはそれぞれ次のような特徴があります。

太陽

太陽はホロスコープにおいて「中心的な役割」を担う天体です。

実は「あなたの星座は?」と聞かれた時に答えている星座は太陽星座のことを表しています。

キーワード

本質/自分自身/名誉/目的/主人公

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月はホロスコープ上で太陽の次に重要視される天体です。

月は感情・心を表しており、無意識の感性も月の影響で現れるといわれています。

キーワード

 

母性/生産性/人気/独占欲/感情/クセ

水星

水星は意思やコミュニケーション、知性を司る天体です。

太陽や月が示す「意思」や「感情」をどのように相手に表現するかは水星の影響を大きく受けます。

キーワード

 

知性/思考/言葉/伝達/好奇心/コミュニケーション/理論/ユーモア

金星

金星は女性性の天体といわれており、愛や美意識を司ります。また金運も示すのも金星です。

恋愛や相性などに強く影響しますので、恋愛対象との関係を見たいのであれば金星を見ると良いです。

キーワード

 

感受性/快楽/美意識/お金/恋愛/女性性/美しさ/魅力/楽しむこと

火星

火星は男性性が強いといわれており、仕事や勝負ごと、健康状態を示しています。

将来の決断を迷っているときは火星を見てください。また、女性にとって理想の男性のタイプも火星からわかるかもしれません。

キーワード

 

積極性/スピード/直感/競争/男性性/決断力/スポーツ/行動力

木星

木星は「幸運」を表す天体で「拡大・発展」を示します。

出生図においては社会的価値観も表しますので、社会的にどのように動けばいいのか知ることも可能です。

キーワード

 

拡大/発展/寛容/海外/幸運/思想/宗教/贅沢/出版

土星

土星は人生の課題や試練を示します。

木星と反対に「縮小・抑制」を表す天体のため、「克服すべき壁」を表してくれます。

キーワード

 

制限/厳格/自己管理/束縛/忍耐/遅延/父親

天王星

天王星は新しい変化と創造性を示す天体です。

時勢の移り変わりを表すこともあるため、時代の流れを知りたいときは天王星を見ると傾向を読み取ることができます。

キーワード

 

変化/改革/独自性/天才/発明/個性/インターネット/技術

海王星

海王星は神秘性や精神世界を司る天体です。

本人が無意識に抱えているトラウマや悩みなどを示したり、スピリチュアルに対する縁を知ることができます。

キーワード

 

神秘性/無意識/ボランティア/芸術/直感/妄想/現実逃避

冥王星

冥王星は普段見ることのできない潜在的な事柄を示しています。

地球から最も遠いところに存在するため、人の手では変えることのできない事柄を表します。

キーワード

 

カルマ/死と再生/革命/前世/秘密/始まりと終わり/強制的な変化

サイン

西洋占星術でサインというのは黄道12星座のことを指します。

毎朝のニュース番組などの星座占いで登場する星座のことですね。

牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座とあるのですが、あなたは全部言えますか?

この12星座にはそれぞれ性格に特徴があり、その性格はあなたの日常でも大きく影響をしているかもしれません。

12星座にはそれぞれ次のようなキーワードがあります。

牡羊座

二区分:男性宮
三区分:活動宮
四区分:火のエレメント
支配星:火星

キーワード

前向き/活動的/情熱的/楽観的/戦略的/精力的/面倒見がいい/純粋/勇敢

牡牛座

牡牛座は基本的におっとりしており、マイペースで安全志向な特徴を持っています。
五感が優れている人も多く、美意識が高い人やグルメ傾向があるのも牡牛座の魅力です。

二区分:女性宮
三区分:不動宮
四区分:地のエレメント
支配星:金星

キーワード

内向的/保守的/物質的/金運/鈍感/大器晩成/人懐こい/執着心/礼儀正しい

双子座

双子座はあっさりした性格でクールにな雰囲気を持ち、常に刺激や変化を求めるような特徴を持っています。
退屈なことが苦手で、新しい知識を教えてくれるような相手に惹かれるかもしれません。

二区分:男性宮
三区分:柔軟宮
四区分:風のエレメント
支配星:水星

キーワード

コミュニケーション/会話/二面性/機敏/ひらめき/機転がきく/フットワークが軽い

蟹座

蟹座は母性が強い星座であるといわれており、優しく包容力があるといった特徴を持っています。
好き嫌いが激しく、大事なものはとことん大事にしますが、興味を惹かれないものは一転クールに接するかもしれませんね。

二区分:女性宮
三区分:活動宮
四区分:水のエレメント
支配星:月

キーワード

情緒豊か/母性/家庭的/保守的/優しい/面倒見が良い/気分屋/思慮深い/受動的

獅子座

獅子座は愛情深く、リーダー気質な特徴を持ち、自分の魅力を外に出していくことが得意です。
プライドも高いため、自分のポリシーを曲げることはしませんが、面倒見の良さから周囲から一目置かれがち。

二区分:男性宮
三区分:不動宮
四区分:火のエレメント
支配星:太陽

キーワード

プライド/エネルギッシュ/信念/正義/主人公/派手/華やか/カリスマ/支配的/

乙女座

乙女座はとても冷静で合理的な考えを持つ星座で、外見は非常に清潔感があるような印象を持たれます。
奉仕の精神も強いので、人の役に立ちたいと常に願っている乙女座は人のサポートをすることも得意です。

二区分:女性宮
三区分:柔軟宮
四区分:地のエレメント
支配星:水星

キーワード

まじめ/礼儀正しい/小心者/批判的/サポート役/健康志向/仕事熱心/知的好奇心

天秤座

天秤座はとてもバランス力に優れた星座で社交性が高く、人間関係においては調和を大事にします。
美的感覚も優れているため、自分を磨くための努力ができることも特徴です。

二区分:男性宮
三区分:活動宮
四区分:風のエレメント
支配星:金星

キーワード

中庸/バランス/パートナーシップ/優雅/上品/社交性/チャーミング/人気/慎重派

蠍座

蠍座はとても感受性が高い特徴もあり、あまり自分を周りにアピールしない秘密主義な傾向にあります。
第六感に優れ、本質を見抜く洞察力があることも蠍座の魅力です。

二区分:女性宮
三区分:不動宮
四区分:水のエレメント
支配星:冥王星

キーワード

忍耐力/嫉妬/オカルト/個性的/根性/秘密主義/噂好き/独占欲/寡黙/意思が強い

射手座

射手座はフットワークが軽く、興味を持ったことに対してはとことん情熱を注ぐことができます。
知らないものにもとことんぶつかる射手座は時に海外への関心も強くなるかもしれません。

二区分:男性宮
三区分:柔軟宮
四区分:火のエレメント
支配星:木星

キーワード

探究心/海外/冒険心/スピード/向上心/向学心/情熱家/理屈っぽい/哲学的/気分屋

山羊座

山羊座は向上心が高く、目標を持ってコツコツと努力ができる特徴を持っています。
計画性があり、時間の使い方も上手なので周囲からの評価も高くなりがちなところが山羊座の魅力。

二区分:女性宮
三区分:活動宮
四区分:地のエレメント
支配星:土星

キーワード

現実的/合理的/実力主義/慎重/まじめ/地道/野心家/権力/頑固/意思がつよい

水瓶座

水瓶座は個性豊かで独創的なアイデアを持つ人が多いという特徴があります。

博愛主義な部分があるため、フレンドリーに誰とでも気兼ねなく接することができるのが水瓶座の魅力。

二区分:男性宮
三区分:不動宮
四区分:風のエレメント
支配星:天王星

キーワード

博愛主義/理屈っぽい/論理的/友人/才能豊か/社交上手/器用/個人主義/人脈

魚座

魚座は感受性が非常に強く、周りからの感情移入をするようなことも多いです。

優しすぎるあまり、人を優先し自己犠牲になってしまうことも多いので注意が必要。

二区分:女性宮
三区分:柔軟宮
四区分:水のエレメント
支配星:海王星

キーワード

直感/感受性か/情緒溢れる/芸術家/献身的/優しい/無邪気/優柔普段/ロマンチック

ハウス

西洋占星術のハウスとは、ホロスコープの円を12分割したもの。

ハウスを知ることで次のようなことがわかります。

  • どんな分野で活躍するか
  • 行動にどんな傾向があるのか
  • どのような可能性を持っているのか
  • 人生の方向性は何か

これから各ハウスがどのような意味を持つのか簡単に解説します。

1ハウス(自分自身)

1ハウスは「自分自身」を表し、12あるハウスの中で最も影響力のあるハウスです。
自分自身のアピールや周りからの印象などに影響を与えます。

キーワード

個性/容姿/自己表現/自己主張/行動のクセ

2ハウス(金銭・収入)

2ハウスは収入の傾向や金銭感覚を表すハウスで、人生の豊さなども表します。
さらに自分が所有するものを表し、2ハウスからその人の才能を表すこともあります。

キーワード

金銭/収入/所有欲/財産/才能

3ハウス(知識・好奇心)

3ハウスはその人の知的傾向を表し、精神的な内面のあり方を示します。
コミュニケーションのハウスでもあるため、外部との関わりと強く関係します。

キーワード

教育/知性/学習/コミュニケーション/兄弟姉妹

4ハウス(家庭・生活)

4ハウスはその人が生まれたときの家庭環境のような基盤となる場所を表します。
いわゆる心の拠り所のようなものがこの4ハウスです。

キーワード

家/両親/家族/不動産/住居/心の拠り所

5ハウス(恋愛・娯楽)

5ハウスは恋愛・娯楽など人生の喜びや楽しみを表しています。
また、創造というキーワードもあり、クリエイティブな活動も5ハウスが示してくれます。

キーワード

恋愛/冒険/レジャー/趣味/創作/創造

6ハウス(勤労・健康)

6ハウスは生きていくために必要な身体の健康や日々の仕事を表しています。
人生の健康状態やどのような仕事に就いてお金を稼ぐのかがわかります。

キーワード

健康/労働/自己管理/実務/ペット

7ハウス(結婚・パートナー)

7ハウスは人との関わりを表します。
特に人生で深く影響を及ぼす「結婚相手」を示すことが多いです。

キーワード

結婚/配偶者/パートナー/対人関係/ライバル/裁判

8ハウス(相続・性)

8ハウスは、他人や集団との関わりからの変化を表します。
また、譲り受ける「財産」についても示す、先祖や宗教にも縁が深いハウスです。

キーワード

財産/死/遺産/セックス/スピリチュアル/継承

9ハウス(精神・向学心)

9ハウスは「思想」や「海外」など、3ハウスに比べて壮大なテーマの事柄に興味を持つことを示すハウスです。
海外でなくとも遠方との関係を表すのでこのハウスに関係が深い人は広い視野で人生を見つめることが多いでしょう。

キーワード

思想/哲学/法律/学術/宗教/貿易/海外

10ハウス(社会性)

10ハウスは社会性を表すハウスであり、社会的な成果を出しやすい分野、人生の目標や限界を表します。
どんな仕事に適正があるのかを示すのも10ハウスです。

キーワード

天職/業績/社会的地位/計画性/野心/ステータス

11ハウス(交友関係)

11ハウスは「友人」「グループ」の部屋でどんな人とどのような友情を築くのかを表します。
そして、どのようなグループに属することで人生が豊かになるかも教えてくれます。

キーワード

友人/希望/グループ/団体/横の繋がり/コミュニティ

12ハウス(カルマ)

12ハウスは人間の最も深いところ、隠れて見えないものを表すハウスです。
このハウスを深掘りすることで、「無意識の願望」や「心のイメージ」を知ることができます。

キーワード

秘密/奉仕/癒し/精神世界/孤立/隔離

アスペクト

アスペクトとは、ホロスコープ上に存在する10の天体が特定の角度を持った時に形成されるものです。

天体同士がアスペクトを形成した時に天体同士の力がどのように現れるかで運勢を見ていくことができます

主なアスペクトの種類

  • コンジャクション(0度)
  • セクスタイル(60度)
  • スクエア(90度)
  • トライン(120度)
  • インコンジャクト(150度)
  • オポジション (180度)

注意

アスペクトを作る角度はぴったりでなければいけないわけではありませんので、「オーブ」と呼ばれる許容範囲内であればアスペクトを作っているとみなすことができます。

まとめ:星読みで人生豊かに

今回は西洋占星術について簡単に解説していきました。

最初は覚えることの多さに驚いてしまうかもしれません。

しかし難しく考えず、知りたいことだけ読み解くことで少しずつ理解が広がっていきます。

これからそれぞれの詳細の記事もあげていきますのでぜひ読んでみてくださいね。

お疲れ様でした。最初から全部は覚える必要はないので楽しみながら見ていってくださいね
ひよこ先生

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