

当記事ではこんな疑問にお応えします。
水星は太陽系の中で最も太陽の近くを運行しており、とても動きが早い星です そんなスピーディさから「情報や意思」を司ると言われており、対人関係やコミュニケーション、勉強運や仕事運を見る時に水星が鍵となってきます。

ということでホロスコープにおける水星が意味するものを詳しく解説していきますね。
当記事の内容
- ホロスコープにおける天体とは
- ホロスコープにおける水星の立ち位置
- 水星と星座の関係について
- 水星とハウスの関係について
- 水星とアスペクトの関係について
ホロスコープにおける天体とは
水星について解説していく前に、天体のことについて知るとイメージがしやすくなります。
ホロスコープには10の天体が存在していて、映画や舞台で例えるならばその「登場人物」です。
ホロスコープではそれぞれの登場人物がどのような性格を持ち、どのような舞台で輝きを放つかを見ることでその人の本質や適性、運勢を読み解いていくことが出来ます。
そして10天体はそれぞれこのような特徴があります。
10天体とその特徴
シンボル | 守護する星座 | 吉凶 | 年齢域 | |
太陽 | 生命力・エネルギー | 獅子座 | ベネフィック(吉) | 24〜34歳 |
月 | 素の自分・母性 | 蟹座 | ベネフィック(吉) | 0〜7歳 |
水星 | 意志・感情・コミュニケーション | 双子座・乙女座 | 中立 | 7〜15歳 |
金星 | 愛・美意識・金運 | 牡牛座・天秤座 | ベネフィック(吉) | 16〜24歳 |
火星 | 勝負・健康 | 牡羊座 | マレフィック(凶) | 34〜45歳 |
木星 | 拡大・成功 | 射手座 | ベネフィック(吉) | 45〜57歳 |
土星 | 人生の課題・試練 | 山羊座 | マレフィック(凶) | 57〜70歳 |
天王星 | 変化・創造性 | 水瓶座 | マレフィック(凶) | 70〜84歳 |
海王星 | 神秘性・精神世界 | 魚座 | マレフィック(凶) | 84〜死ぬまで |
冥王星 | 生と死・カルマ | 蠍座 | マレフィック(凶) | 死後 |
この辺りの情報が今後ホロスコープを読んでいく中で非常に重要な要素となってきます。

西洋占星術における水星とは?
ホロスコープにおける天体にどのような特徴があるのかざっくりとしたイメージできましたか?
これからは水星に絞って詳しく解説していきます。
ホロスコープにおける水星の基本データ
まずは基本データから水星がどのような性質を持っているのか把握しておきましょう。
水星の基本データ
公転周期 | 約88日 |
支配する星 | 双子座・乙女座 |
シンボル | 思考・知識・コミュニケーション |
守護石 | エメラルド・水銀 |
吉凶 | 中立 |
立ち位置 | 情報屋 |
水星のキーワード
水星は、意思や感情といった表現伝達と知性を司るともいわれています。 そして水星はコミュニケーション・スピード・向学心・技術・情報・通信といったキーワードを持っており、意思や感情をどのように自分以外の人に伝達していくかという役割を持つ天体でもあります。
ホロスコープにおいて水星は何を示すの?
さて、ざっくりとした水星のイメージを掴んだところで、ホロスコープにおいての「水星」を解説していきますね。
基本データの立ち位置には「情報屋」と記載してあり、太陽と最も近い水星は太陽が持つ「自分らしさ」や「個性」というものを他の天体へ伝えてあげるような役割でもあります。
この力はとてもスピーディで情報屋として一人一人に大きな影響を与えます。
「感性」「表現」を示す水星を見ていくことで次のようなことが読み解けます。
水星から読み解けること
・どのような情報収集法が好みなのか
・人とのコミュニケーション方法
・自分の才能を表現していく方法

水星はコミュニケーションを通して成長していく
水星が発達する時期は7〜15歳と言われており、小学校に入学して中学を卒業するまでの期間と言われています。
人間は小学生になる時期にそれまで一緒にいる時間が長かった母親の元から離れ、自分の感情をどのように他者へ伝えたらいいのか工夫したり悩むことでどんどん学んでいきます。
人とのコミュニケーションが苦手という方は自分の得意なコミュニケーション方法を知らないだけかもしれません。
水星を読み解いていくことで、自分にとっての水星の性格を知り、上手く使いこなせるようになることであなたらしいコミュニケーションが取れるようになります。

ホロスコープにおいて水星×星座が表すものとは?
ホロスコープにおいて、水星が持つ星座は主に「水星星座」と呼ばれ、あなたが生まれた時に水星がどの星座に位置していたかで決まります。
占星術において水星星座は「話し方」や「物事の進め方」「考え方のスタイル」を知ることができるので、太陽星座だけではわからなかった「自分らしさ」の使い方を知ることができます。
水星星座を知ることで自分以外の人といかに上手に付き合っていくことができ、自分の表現方法の生かし方がわかってきます。
水星×星座 特徴
- コミュニケーションの傾向
- 自分の能力や強み
- 異性に対するアプローチの方法
- コミュニケーション能力から見る適職
- 学び方の特徴・生かし方

ホロスコープにおいて水星×ハウスが表すものとは?
ホロスコープにおいて、ハウスはその人がどんな舞台で輝けるのかを表します。 そんなハウスが「情報屋」である水星と重なることでどのような意味になるのでしょうか?
ハウスは、人生や時間の流れ、成長段階のテーマを表します。
そんなハウスに水星が入ることで、次のようなことがわかります。
水星×ハウス 特徴
- どんな分野で知性を生かせるのか
- 話してて楽な相手はどんな人なのか
- 表現力を伸ばせる場所

水星がそれぞれのハウスに入った時の特徴はこちらから見ることができます。
ホロスコープにおいて水星×アスペクトが表すものとは?
アスペクトは天体同士の関係性を表したものを言います。 ですので、アスペクトを知ることで天体という「登場人物」が舞台上でどんな行動をするのかを読み取ることができるのです。
水星は感性や表現方法を表し、どのような環境で自分らしさを存分に発揮できるかが人生の一つの鍵となってきます。そのためホロスコープでは水星とアスペクトの関係を知ることでどのような環境にいると自分らしさを表現できるのか、逆にどのような環境では表現できないのかを知ることができます。
水星が持つアスペクトを知ることで次のようなことがわかります。
水星×アスペクト 特徴
- 感情を表現することが得意かどうか
- 知識欲を持ち、健全に利用することができるか
- どのような状況でどのような言葉選びができるか
- 自分の意見をどのように表現する傾向があるか

まとめ:ホロスコープにおける水星とは
当記事からホロスコープにおける水星のイメージはつきましたか?
西洋占星術において水星は「自分らしさ」というものを自分の外側に出すための橋渡し役としてなくてはならない天体です。
水星を使いこなすことで自分にとって居心地の良い人間関係を作ることができますし、自分の感情をスムーズに伝えることのできるスキルを発見しやすくなります。
コミュニケーションや人間関係で悩みができたり自分の思いを誰かに伝えたいと思った時はぜひ、自分の水星がどこに位置しているのかを確認してあなたの得意な表現方法を探してみてください。